No.3 「日本のビジョン100の行動を出版しシンクタンクやイニシアティブを強化」(2016年)
G1は来月でいよいよ10周年を迎えます。 記念すべき節目に向け、時代の変化とともに成長し拡大してきたG1の歴史を振り返る企画連載コーナーの第3弾(最終回)は、G1が発信力を高めた2016年を振り返ります。
「どうすれば日本は良くなるのだろう?」
2009年にG1サミットを設立し、政治家、官僚、知識人、経営者の仲間と議論して、その答えをずっと模索してきました。そして、その「どうすれば日本が良くなるか?」の答えとなるものが、「100の行動」です。
なぜ「100」か?それは、ベンチャー企業であれば5つ行動すれば、大体良くなります。大企業だと大体10です。そうなると国家ならば、100の行動が必要になるだろうと思ったからです。
なぜ「行動」か?それは、「提言」では弱いからです。行動に移して初めて、改革が始まるからです。
そして、2011年7月にウェブ上で「100の行動」の執筆が始まりました。4年半の歳月をかけて、ウェブ上で100の行動を書き上げて、2015年7月についに100の行動の執筆が完了しました。そして半年かけて、本としてまとめあげて、2016年2月に日本のビジョン「100の行動」が同年2月22日に出版されました。いやー、大変でした。政治・行政の専門家でない人間が、外交、防衛、社会保障、財政さらには憲法まで明確な方針を出すのです。しかも、常にG1参加者や国民とウェブ上で対話しながら進めていくのです。これは、もの凄い労力がかかりました。G1政策研究会の皆様には、この場を借りてお礼を申し上げます。
出版後は、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台と全国各地で出版記念イベントを開催し、竹中平蔵さんをはじめ秋山咲恵さん、翁百合さん、神保謙さん、御立尚資さん、柳川範之さん等「G1政策研究所」メンバーやG1に集う与野党の論客が登壇しました。合計1,400名以上の参加者に「批判より提案を」の精神で行動を拡げました。
こうしてG1は「行動」のフェーズへと移行していきます。シンクタンク機能を強化し、「G1政策研究所」に続き、「G1テクノロジー研究所」を立ち上げ、その傘下に、「G1宇宙研究会」「G1ディープラーニング研究会」「G1 Fintech研究会」を発足。さらに日本の伝統文化・クールジャパン双方を世界に広めるための戦略を練る「G1文化研究所」を立ち上げました。直近では、「G1海洋環境研究会」も立ち上がりました。
その後、G1メンバーが次々とイニシアティブを立ち上げ、G1が確実に日本をよりよい方向へ変革していきました。2016年には「ベンチャー等による宇宙ビジネスの促進(G1宇宙研究会)宇宙活動法/11月9日成立」「休眠口座預金の公益活動財源化(駒崎さんほか)休眠口座活用法/12月2日成立」「特別養子縁組の制度化( 駒崎さん 、慎さん、鈴木英敬さん、土井さん、ほか) 特別養子縁組あっせん法/12月9日成立」と、3つの法案作成にG1が関与しました。
そして今年、そのG1は10周年を迎えます。皆さまのご支援・ご協力に深く感謝しています。
これからもっと、「日本を良くする」行動を起こしていきましょう。(^^)/
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